ジョン・コルトレーン / ライブ・イン・ジャパン

モダン・ジャズを代表するサックス奏者である、ジョン・コルトレーンのライブ録音です。
LPの時代は2枚組のレコードが2集まで出ていましたが、CD時代になって両方をまとめて4枚組としてリリースされました。
ジョン・コルトレーンはモダン・ジャズのかなり初期の時代から活躍したサックス奏者で、モダンジャズの進化過程で、常に中心にいたプレイヤーでした。
ハードバップ、モードジャズ、そしてフリージャズというモダンジャズの歴史にある音楽をすべて自分で演奏してきたコルトレーンは、このライブでジャズのこれら3つの音楽をひとつの音楽にまとめ上げてしまいます。
それは、ジャンルがどうこうというよりも、コルトレーンというジャンルの音楽のように聴こえてきました。
モダン・ジャズというのは楽器演奏者のアドリブが聴きどころのひとつとなっている音楽ですが、ここでのジョン・コルトレーンのアドリブはものすごい勢いと集中力と創造力で、CD2枚目の「クレッセント」や4枚目の「マイ・フェイバリット・シングス」などは、CD1枚で1曲、しかもその大半がアドリブ演奏です。
ベートーベンの交響曲ぐらいに長大な曲のをアドリブで演奏していたのでした。
ここまで次から次に、まったくたるむ事なく音楽が湧き上がってくる事に感動しました。
そして、演奏のレベルがすごく高いと感じました。
特に、ドラムのエルヴィン・ジョーンズの演奏は驚異的で、ロックの世界で神様扱いされているドラマーの演奏が子どものように聴こえるほどでした。