何度も繰り返し聴いた民謡のCD

何気なく買った「日本の民謡~東日本編~」のCDなのですが、最近では一番よく聴いています。民謡には全く予備知識も無く、親しみがあったわけでもありません。でも、なんとも言えない懐かしさでほっとするのです。

この中で最もお気に入りは栃木県民謡の「日光和楽踊り」です。前奏からとにかく陽気で楽しい民謡です。歌いやすいので盆踊り等でもっとかかっても良さそうな気がします。ただ、このCDでは5番まででさらっと終わりますが、実際はもっと長いようです。一度聴いたら耳に残る心地よいメロディーの曲なので、気分が晴れない時には結構すっきりします。

そして、「会津磐梯山」もはじめのエンヤ~からじ~んと来る民謡です。私はこのCDできちんと聴くまで、小原庄助さんがこの民謡に出てくるとは知りませんでした。怠けてると小原庄助さんになるよ…と言われたことがある方もいると思います。朝寝朝酒 朝湯が大好き…なんて歌詞が出てくる歌は他には無いでしょうね。会津磐梯山に振袖を着せて、奈良の大仏を婿に取る…という歌詞もすごくダイナミック。哀愁を帯びたメロディーなのに、力強くて全然暗くないんです。

それから、「秋田音頭」もいいですね。この民謡は、以前テレビで演歌歌手の藤あや子さんが歌うのを聴く機会はありましたが、歌詞が聞き取りにくいところがあったんです。秋田名物の八森ハタハタ 男鹿で男鹿鰤コ 能代春慶 桧山納豆 大館曲わっぱ…この部分がちゃんと分かってスッキリしました。秋田ではコの字をつけて呼ぶものが多く、最後にも坊っこに香物コ(がっこ)木皿コ(かさこ)に小皿コ 酢っコにしょう油コ..と出てきます。調子の良い民謡であると同時に、秋田の女性の強さも感じます。

また、三橋美智也さんが歌う「木曽節」もあります。この民謡も、ナンジャラホイやヨイヨイヨイのヨイヨイヨイ…などの歌詞がすごく不思議な魅力です。私は木曽出身の知り合いがいるので、夏でも寒い…という歌詞を聞くと、長野県でも雪深いところかな…などと考えて聴いてしまいます。

他にもまだまだ良い民謡がたくさん入っているのですが、日本のポップスにあるようなサビで盛り上がるという仕掛けが無いことも新鮮に感じる理由だと思います。日本人は、本当はこういうゆったりとした曲の方が合うのではないかな…とも感じるCDです。